The Art of Baseball

ベースボールの芸術

澤村 拓一の伝記

澤村拓一は、Boston Red Soxに所属している野球選手です。アスリートとして一流に違いありませんが、実はその人生は波乱万丈で上手くいっていたわけではありません。むしろ、スタートは他の一流の野球選手と比較すると非常に遅かったといえます。

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Boston Red Sox

 

澤村拓一は、中央大学から2011年にプロ野球チームの巨人に入ったピッチャーでした。高校時代に、球速を速くすることができずに悩んでいて、そこから下半身を徹底的に鍛えて150km/hの速球を投げられるようになりました。

 

ウェイトトレーニングマニアとして有名なので、筋肉の強化に力を入れているという側面があります。

 

初年度は新人王を獲得したことによって後年の活躍も期待されたのですが、翌年以降はゲームの防御率が悪くなっていき、制球難で悩まされることになります。

 

実際に、暴投が非常に多くてプロ野球の暴投記録のワースト常連になってしまいます。試合最初は先発を任されていましたが、最終的には中継ぎや抑えとして起用されるようになり、年月を重ねるほど想定したような成績を収めることができなくなっていきました。

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澤村拓一

その結果、2020年にロッテとトレードされることになります。転機となったのが、まさしくこのロッテへのトレードでした。ここから澤村拓一は凄まじい成績を上げます。リリーフ陣の救世主となってチーム2位に貢献することができ、結果的にMLBへのFA権を手に入れることができました。

そして、2021年にBoston Red Soxに移籍することになります。