The Art of Baseball

ベースボールの芸術

元プロ野球選手:松井秀喜

甲子園の常連校でもある石川県の星陵高校で1年生のときから4番バッターとして活躍し、その類まれなるバッティング技術と圧倒的な飛距離で人気を博した松井秀喜さんは、プロ入り後に日米通算で5つの所属チームで活躍した元プロ野球選手です。

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1992年に行われたドラフト会議で高卒選手ながらも4球団から1位指名を受けた末、抽選によって読売巨人軍に入団しました。入団後に当時の監督であった長嶋茂雄さんが松井秀喜さんを巨人軍の真の四番として育てるために、試合や練習後に自宅や遠征先のホテルに松井秀喜さんを呼んでマンツーマン指導を行ったことで、その打撃技術がさらに開花し、日本球界を代表するスーパースターへと成長したのです。

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そして、ホームランと打点の二冠王と三度目のリーグMVPを獲得したのをファンへの置き土産として、2002年のシーズンオフにFAによってメジャーリーグの名門球団であるニューヨーク・ヤンキースへと移籍します。

ヤンキースでもチームの主軸として活躍し、2009年のワールドシリーズではシリーズMVPを獲得するなど勝負強いバッティングを見せました。

しかし、ヤンキースからの契約延長の要請がなかったことから、ロサンゼルス・エンゼルスへと移籍したのです。ですが、それ以降はチーム事情や自身の怪我や不調により徐々に出場機会が少なくなり、翌年にはオークランド・アスレチックスに、2012年にはタンパベイ・レイズへと移籍して現役引退を迎えたのです。